拝啓 短日の候、平素はNAISTグリーンエコノミーコンソーシアムにおきまして格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。NAISTグリーンエコノミーセミナーは本コンソーシアム会員に向けて、グリーンエコノミーの実現に向けた本学シーズ、最新トピック、オープンイノベーションの取組みを紹介し、議論する場として開催いたします。
本年度は参加費無料にて、ご案内しております。
今回のセミナーでは、奈良先端大デジタルグリーンイノベーションセンターの教員であり、NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム(NGEC)の会長および副会長に就任した加藤 晃 教授、加藤 博一 教授、上久保 裕生 教授が講演いたします。それぞれバイオサイエンス、情報科学、物質創成科学におけるご自身の研究を紹介し、社会実装に向けた今後の展望についてお話しいたします。
加えて、加藤 晃 教授から本学のキャリア支援の取組み、加藤 博一 教授から本学のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取組みについてもご紹介いたしますので、ぜひ奮ってご参加ください。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
敬具
- 日時:12月15日(木)13:30〜16:00
- 会場:オンライン(Zoom)
- 参加費:無料
- 申込み:https://forms.gle/zk9md948aWvZ5E3y6
- スケジュール:
13:30〜13:35 開会の挨拶(加藤 晃 教授 NAIST・CDG バイオサイエンス領域、NGEC会長)
13:35〜14:10 講演1:遺伝子設計によるタンパク質生産の効率化・本学キャリア支援の取組み
(加藤 晃 教授 NAIST・CDG バイオサイエンス領域、NGEC会長)
14:10〜14:20 休憩(10分)
14:20〜14:55 講演2:ITとDXによる業務改革
(加藤 博一 教授 NAIST・CDG 情報科学領域、NGEC副会長)
14:55〜15:05 休憩(10分)
15:05〜15:40 講演3:タンパク質の産業利用に向けた基礎研究
(上久保 裕生 教授 NAIST・CDG 物質創成科学領域、NGEC副会長)
15:40〜15:55 フリートーク(コンソーシアムの質問等、気軽にお聞きください。)
15:55〜16:00 閉会の挨拶(出村 拓 CDGセンター長)
- 講演要旨:
講演1:遺伝子設計によるタンパク質生産の効率化
演者:加藤 晃 教授(NAIST・CDG バイオサイエンス領域、NGEC会長)
現在、様々な生物種を用いてワクチンなどの有用な組換えタンパク質の生産がなされている。我々は、植物を材料として細胞の内在遺伝子の様々な発現過程に関する膨大な情報を取得し、配列情報から各発現過程の効率を予測できるモデルの構築を行っている。本セミナーでは、この予測モデルを用いた人工遺伝子の設計によるタンパク質生産の効率化について紹介する。また、キャリア支援担当の立場から、本学のキャリア支援の取組みについても紹介する。
講演2:ITとDXによる業務改革
演者:加藤 博一 教授(NAIST・CDG 情報科学領域、NGEC副会長)
Covid-19に起因するリモートワークの拡充やライフワークバランスの改善に取り組むためには、ITの活用と、それに基づくDX推進が鍵となる。講演者の加藤は、情報科学の内、バーチャルリアリティやARに関する分野で活躍してきた。昨年度からは、大学のDX担当学長補佐として、大学のDX推進にも取り組んでいる。本講演では、技術的な話題としてAR技術について解説した後、奈良先端大におけるDX推進の取組状況について紹介する。
講演3:タンパク質の産業利用に向けた基礎研究
演者:上久保 裕生 教授(NAIST・CDG 物質創成科学領域、NGEC副会長)
タンパク質は生物が生産する高分子であり、石油を原料とした合成高分子では再現できない性質を発現する。近年、石油に依存しない材料創出に向け、タンパク質を原料とする材料の開発が注目されている。本セミナーでは、遺伝子工学的な研究の進展に伴い、大量に生産されるようになってきたタンパク質の産業利用に向けた基礎研究について紹介する。
主催:NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム、デジタルグリーンイノベーションセンター
後援:バイオコミュニティ関西
- お問合せ:
NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム事務室
Webサイト:https://cdgw3.naist.jp/ngec/
E-mail:nge-consortium@cdg.naist.jp