今回の研究者のための社会実装ワークショップでは、無農薬、無化学肥料で行う自然栽培と、貴重なタンパク源として注目されている食用昆虫の飼育を組合わせた新しい農業のあり方を研究し、その社会実装に向けてスタートアップを起業した武田 征士 氏にご講演をお願いしました。どのようにして、基礎から応用、そして、社会実装へと研究を展開するに至ったかお聞きできる貴重な機会ですので、皆さま、ぜご参加ください。
第６回 研究者のための社会実装ワークショップ
開催日時
2022年10月4日（火）17:00〜18:00
会場/方法
ハイブリッド開催
オンサイト：CDGコモンズ（学際融合領域研究棟１号館２階、多数の場合、入場規制あり）
オンライン：Zoom
申込方法
参加希望者は下記のGoogleフォームにてお申し込みください。
参加申し込みはこちら
プログラム
自然栽培と食用昆虫による環境循環型アグリシステムの構築
（武田 征士 氏、京都府立大学 生命環境科学研究科 准教授/未来食研究開発センター(株) 取締役）
要旨：
環境負荷をかけないアグリシステムを、「生物学の視点」から構築して、手法確立と普及を進めています。多くの社会問題を抱えて、何だか先行きが暗く見える日本の現状を解決すべく、日本の豊かな四季と、日本人の自然を愛でる本能、さらにこれまでの自身の研究経験を突き詰めた結果、デジタル推進時代に逆行するような、何とも野暮ったいアグリシステムにたどり着き、思わずスタートアップ企業の設立までしてしまいました。皆さんに明るい未来への希望をもってもらえるような、そんな話をしたいと思っています。
備考：R4年度デジタルグリーンイノベーションPBLⅠ、Ⅱを受講し、「課題４. 新しい農業のあり方」を選択している学生は必ず参加申込の上、受講してください。