
令和6年12月にユネスコの無形文化遺産として「日本における伝統的酒作り」が登録されました。この手法で作られる日本酒は“SAKE”として、和食とともに世界でも広く認識されるようになり、今後、世界規模でその需要は増えることが予想されます。一方で、日本酒の原料となる米の生産量やそれらに関わる農業従事者の減少、耕作放棄地の増加など、近年顕著な社会問題により、日本酒を取り巻く環境は厳しさを増しています。デジタルグリーンイノベーションセンター(CDG)ではこれらの課題解決を進める農家、企業や団体の方々とこれまでに休耕田の活用や里山保全などに取り組んでおり、彼らのご協力のもと、本シンポジウムを企画・開催することとなりました。本シンポジウムでは、日本酒発祥の地である奈良で日本酒作りに尽力する3名の方々と最新科学技術を駆使し日本酒に関わる研究を行う研究者2名が一堂に介し、それぞれが抱える課題と解決に向けた取り組みについて情報を発信することで、それに関わる多くの方々といっしょに日本酒の現状と未来について考えていきたいと思います。
日時:2025年9月29日(月) 13:30〜17:10
会場:奈良公園バスターミナル レクチャーホール
参加費:無料(一般の方を含む200人程度を予定。事前の参加申し込みが必要)
参加申込み:一般の方(近日募集開始予定)、NAIST学生・教職員
講演者:
辻 明俊 氏(興福寺 執事長)
山本 長兵衛(第十三代)氏(油長酒造株式会社 蔵主)
渡辺 大輔 氏(奈良先端大 准教授)
杉浦 英二 氏(杉浦農園 GambaFarm 代表、NPO法人さとやまから 代表理事)
副島 顕子 氏(熊本大 教授)
主催:奈良先端大デジタルグリーンイノベーションセンター (CDG)
共催:NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム
後援:奈良県、奈良市、生駒市、他
お問合せ:CDG事務室




