今回は、本学OBである金 鍾明 氏（アクプランタ株式会社 CEO/東京大学農学生命科学研究科 特任准教授）を講師にお招きし、「基礎生物学者が起業して目指すこと」という演題で、ご講演いただきます。興味のある方はぜひご参加ください。
第５回 研究者のための社会実装ワークショップ
開催日時
2022年6月22日（水）17:00〜18:00
会場/方法
ハイブリッド開催
オンサイト：CDGコモンズ（学際融合領域研究棟１号館２階、多数の場合、入場規制あり）
オンライン：Zoom
申込方法
参加希望者は下記のGoogleフォームにてお申し込みください。
（申し込みは締め切りました）
プログラム
基礎生物学者が起業して目指すこと
（金 鍾明 氏、アクプランタ株式会社 CEO/東京大学農学生命科学研究科 特任准教授）
要旨：
「社会実装と事業化を見据えた研究成果を・・・」 と言われても、実際は難しく社会実装の手触り感などない。ではどうすれば、基礎研究成果をより社会実装しやすくできるのだろうか？
アクプランタ社は、植物研究を軸として理化学研究所初のアグリベンチャーとして２０１８年に設立された。技術の基礎となるのは「植物は酢酸を用いてエピジェネティックに制御された乾燥耐性化メカニズムを持つ」という植物科学の研究成果である。研究者として現象の発見から解明まで１５年間ほど費やした。しかし一転、起業した。この成果をスピーディーに「地球にやさしい技術」として昇華させることが、温暖化と食糧問題の解決に直結すると考えたからである。
本講演では、起業するに至った発見ときっかけ、ベンチャーとしての成長、そしてアクプランタ社が切り拓く「未来」についてお話しする。
＊講演後、質疑応答、及び、ディスカッションの時間を設けたいと思いますので、こちらもご参加ください。
