NAISTグリーンエコノミーセミナーは本コンソーシアム会員、本学学生・教職員に向けて、グリーンエコノミーの実現に向けた本学シーズ、最新トピック、オープンイノベーションの取組みを紹介し、議論する場として開催いたします。
第3回となる今回のセミナーでは、本学の先端科学技術研究科の教員であり、デジタルグリーンイノベーションセンターを兼務とする、池田和司教授、伊藤寿朗教授、安原主馬准教授が講演いたします。それぞれ情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学におけるご自身の研究を紹介し、社会実装に向けた取り組み、今後の展望についてお話しいたします。
第3回 NAISTグリーンエコノミーセミナー
●日時:2025年2月27日(木)13:30〜15:45
●会場:オンライン(Zoom)*登録いただいたメールアドレスにオンライン参加用のURL情報(Zoom ID)をお送りします(2月26日(水)の予定)
●参加費: 無料
●参加資格: NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム会員所属の方、本学教職員、学生
●申込み: お申し込みはこちら
●スケジュール
13:30〜13:35 開会の挨拶(加藤晃 NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム会長)
13:35〜14:10 講演1:腸音による排便予測技術の開発(池田和司 教授)
14:10 休憩 (5分)
14:15〜14:50 講演2:SDGsに配慮したアブラナ科露地野菜から始める花成自在制御法の開発(伊藤寿朗 教授)
14:50 休憩 (5分)
14:55〜15:30 講演3:バイオミメティクスによる高分子マテリアルの開発(安原主馬 准教授)
15:30〜15:45 総合討論
15:45 閉会の挨拶(出村拓 CDGセンター長)
●講演要旨
講演1:腸音による排便予測技術の開発
演者: 池田和司 教授 (NAIST・先端科学技術研究科・情報科学領域、CDG)
要旨: 排便は個人の尊厳に関わる事項であり、介護者被介護者の双方に大きな精神的肉体的負担を生じさせます。本研究開発は腸音から排便を予測・通知するシステムによりこの問題の解決を目指すものであり、これまでに腸音が排便予測に有効な情報であることが示されました。
講演2:SDGsに配慮したアブラナ科露地野菜から始める花成自在制御法の開発
演者: 伊藤寿朗 教授 (NAIST・先端科学技術研究科・バイオサイエンス領域、CDG)
要旨: 我々はアブラナ科モデル植物における開花研究から、花成を抑制する物質を同定しました。作用機序の解析結果に合わせ、農業現場の課題および本研究シードの活用により達成される「環境にやさしい露地野菜栽培法」ついて紹介します。
講演3:バイオミメティクスによる高分子マテリアルの開発
演者: 安原主馬 准教授 (NAIST・先端科学技術研究科・物質創成科学領域、CDG)
要旨: バイオミメティクスとは、生き物の構造やしくみを模倣してあたらしいものづくりに生かす技術です。発表では、これまでに行ってきた、バイオミメティクスに立脚した生体機能性高分子材料の開発について紹介します。
* 講演のアーカイブは、NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム会員にYoutubeで公開予定(2025年3月31日まで)
●主催:NAISTグリーンエコノミーコンソーシアム、デジタルグリーンイノベーションセンター(CDG)